メンタルヘルス と 心理学の違い と 共通点とは①

メンタルヘルスっていうと真っ先に思い浮かぶワードの一つに「心理学」があるかもしれません。

 

心理学っていうと、なんとなく「心を探って、問題点を見つけてケアするのに役立つ」ってイメージがありますもんね。

でも、実際には、「心理学」と「メンタルヘルス(メンタルヘルス学)」には違いがあります。

 

その違いとは。

   ①目的の違い 

心理学:療法や精神分析が中心
メンタルヘルス学:心の健康管理が中心

つまり、心理学は療法=症状が現れてからの対応
メンタルヘルスは健康を維持するための対応ということ

 

   ②治療段階の違い 

心理学:心の回復が中心
メンタルヘルス学:ココロとカラダの不調予防が中心

つまり、心理学は症状を改善・回復させるために活用
メンタルヘルスは症状が出る前の不調を予防するために活用

 

こう考えると目的と段階が異なるってことが分かります。

が!!!

結局のところ、心の問題を事前に予防するか、実際に出てしまった症状を見極め治療するか。
なので、心のトラブルを助けるという意義においては同じ土俵

 

例えば、サッカーでいうと、
FWが守備するファーストディフェンダーがメンタルヘルス。
つまり、早めに改善しておくと治療に割く時間をもっと前向きな時間に使えるって段階

ボランチやDFが守備をするのが心理学。
つまり、ここで守りきらないと生活の支障が大きくなる恐れが出てくるって段階

 

なので、どちらも「守る」って意味では同じ意義を持ってるってわけですね。

 

ただ、書店などで売っている心理学の本を見ると、人の行動パターン(目や手など体の動き)や発言内容、持ち物や服装から相手のタイプを分析する手法などが書かれていて、一般的な心理学(専門学科で学ぶものではなくHow to本で読むもの)はトラブルを未然に防ぐっていう趣旨に重きが置かれているので、メンタルヘルスと混同されやすくなっているのかもしれませんね。

 

心理学の中にも、上述したように「事前に防ぐ」ために使えるワザも多数ありますので、
メンタルヘルスに役立つ一面として今後シリーズとして書いていきたいと思います。

 

ただ、、、
人との関わりとか、自分自身への見方とかはメンタルヘルスや心理学が役立つのですが、現在多くの人を苦しめている猛暑のストレスを逃れるには結局のところ冷房とか涼を取るとかっていう身体面の対応しかないんですよね、、、。

それが、ちょっと悔しい。

メンタルヘルスと心理学の力で「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言える日が来ることを願いつつ次の記事を待っていただければ嬉しく思います。

よく分からない締めですみません。お読みいただきありがとうございました。

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