いよいよ、猛暑日が続くようになってきて本格的な夏到来。
6月の時点で夏を感じるとは…先が思いやられます。
特に、湿度が高く日陰でも気温差がほとんどないのが本当につらいところですね。
今回はそんな猛暑、酷暑を乗り切るための3つの基本的な方法をご紹介します。
対処法①:水分補給
暑さ対策として、すぐに浮かぶのが「水分補給」かと思います。
発汗量は自分では分からないものですが、以外に多くの水分が失われています。
例えば、1時間の通勤:約200ml、睡眠(8時間):約500mlなど、
普通の活動でも予想以上に水分は失われていきます。
200mlの汗と言えば大きめのマグカップ1杯分。
ハンカチの吸水力をはるかに上回る量のため想像しがたいかもしれませんが、
全身から発汗し、汗が徐々に蒸発していることを考えると
ハンカチでぬぐった汗だけを目安に考えてはいけないと気づかされます。
そのため、やはりまずは水を補給するようにしましょう。
ここで気をつけないといけないのは、「水を補給」するということ。
ジュースなどは避け、なるべくミネラルウォーターなど純粋な水を飲むように心がけてください。
飲む量の目安は一般的に2.5L前後と言われていますが、体重によっても異なります。
厳密にしすぎても逆にストレスになりますので
大まかに「体重(kg)×50ml - 1L」が目安と考えれば大丈夫です。
例えば体重50kgの場合は、体重(50kg)×50ml - 1L=2.5L - 1L=1.5Lが目安となります。
(食事からも約1L程度の水分が補給されるため、上記の式のとおり1Lを引いた量が目安とります)
また、一度に多くの水分を摂るよりも、コップ1杯(約200ml)程度の量をこまめに摂り、
1日の合計が目安量に達するよう調整したほうが体の吸収が良くなります。
ちなみに、水分の過剰摂取は逆効果となりますので、
「ひたすら水を飲みまくる」なんてことは避けてくださいね。
対処法②:ミネラル、栄養を摂る
夏ばてがなぜ起きるか。それは単に暑いからではありません。
体が必要とするミネラル、栄養素が失われていくからです。
例えば、汗はしょっぱい味がしますよね?つまり汗をかくと塩分が失われていきます。
暑くて素麺や蕎麦ばかり、など食生活が偏るとビタミンやタンパク質が足りなくなってしまいます。
それが疲れのもととなりバテてしまうのです。
では、どうやってミネラル、栄養を摂れば良いのでしょうか。
もちろん、スポーツドリンクも役立ちますが、それらには
糖分も多く含まれているため、摂りすぎは太る原因になってしまいます…。
ですので、野菜、肉や魚、味噌汁などを含む食事で摂取するのが一番理想的です。
夏だけは「暑いから麦茶と冷やし中華で」なんて考えず他の季節と同じようにする、
シンプルですが、これが夏を乗り切る秘訣です。
対処法③:睡眠をとる。
対処法①と②に共通しているのは、夏を乗り切るためには、
体が必要とするもの、失っていくものを補給すればよいということです。
睡眠も体がもっとも必要とするものの一つです。
睡眠は基本7~8時間必要と言われています。
これを確保するのは結構厳しいですが、7~8時間以下になると、
睡眠不足による体への悪影響(免疫の低下、うつの危険)がおきる可能性があります。
時間を確保できない場合はお昼休憩時にお昼寝タイムを取る、
休みの日はせめて基本7~8時間の睡眠を確保するなど心がけてみると良いかもしれません。
また、仮に睡眠時間をしっかり確保できても、熱帯夜で寝付けない場合もあります。
そんなときは寝る1時間ほど前からエアコンの除湿機能をONにして部屋を閉めきっておくと
寒くなりすぎず、蒸し蒸し感も減り快適に眠れると思います。
ちなみに、暖かいお風呂に入る、エアコンの温度を下げすぎない、
毎日同じ時間に寝る、同じ時間に起きるなどで
体内リズムを崩さないように調整しておくと良い睡眠が取れます。
いかがでしたでしょうか。
あまりに当然のことすぎて…と思われるかもしれませんが、
夏バテ=体の不調、不調が起きる=いつもとは異なることが起きたから、
という式が成り立ちます。(これは他の病気にも言えることです)
つまり、特別な何かよりも、良い生活習慣を続けていくことが健康の秘訣と言えます。
これらの情報が少しでも皆様の健康に役立てば幸いです。
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