水虫っぽいけど違う?!「点状角質融解症」

 

ある日突然、こんな症状が出たら…。

 

足の裏がでこぼこ・クレーター状態になっている。

臭い…でもかゆくはない。

これって水虫なの?!

 

急いで水虫薬を買いにいき患部に塗ってみても一向に治らない。

 

これって何?!何か危ない病気だったらどうしよう(汗)

 

 

そんな経験されたことがあったら、「点状角質融解症」を疑ってみても良いかもしれません。

 

点状角質融解症とは

水虫との鑑別を必要とする疾患

水虫とは異なるってことですね

足の指の腹や足裏の角質層がボコボコと虫食い状に浅く陥凹した状態になる

足裏がクレーター状態になるってことですね。

角質が浸軟して悪臭を放つことがあります。

悪臭も判断材料の一つ。(症状にかゆみがないのもポイントです)

 

原因は

多汗の中、増殖した細菌(グラム陽性菌)の発生する角質融解酵素が、

角質を溶かすことが原因です。

→汗をたくさんかいた中、細菌が角質=皮膚を溶かすので

クレーター状態になってしまうってことですね。

 

治療方法は

主に抗菌剤を塗る。

スキンケアも重要で、足を石鹸で良く洗って乾燥させる、

制汗剤などで汗を押える、靴下を履き替える、

一日履いた靴はよく乾燥させるなど、足裏の環境を整えることも大事

 

 

もちろん、「点状角質融解症」は足裏がクレーター状態、悪臭がするなどの症状から

疑われる疾患ですが、疾患というのは原因を特定のうえ、的確なアプローチを

しなければ意味がありません。

 

例えば、原因が細菌か真菌かで判断も治療方法も異なるわけです。

 

大まかに書くと、

 細菌とは

人の細胞に侵入するか、毒素を出して細胞を傷害する

治療には抗菌薬を使用する

 

 真菌とは

人の細胞に定着し、発育・増殖していく

治療には抗真菌薬を使用する

 

という違いがあります。

 

細菌に対し抗真菌薬は効かない、真菌に対し抗菌薬は効かない ので、

皮膚科を受診し原因の特定のうえ治療にあたるのが安心です。

 

 

さて、ここからは病気を未然に防ぐという意味でのヘルスケアのお話

※「水虫の症状は出ていない」という前提でのお話です※

 

仕事やお出かけで外出先にいれば一日中靴をはいたまま。

靴の中が蒸れようと菌が増殖しようと、途中で足を洗うなんてなかなかできないですよね。

だったら、そもそも菌が増殖しにくい環境にしてしまえば良いと思いませんか?

 

菌が増殖しにくい環境?どういうこと?

 

簡単です。

用意するものは、消臭・除菌効果のあるファブリーズなどのスプレー剤

外出前に靴の中にシュッ、帰宅後に靴の中にシュッシュッ。

これだけ。

 

これをやれば靴の中は除菌されるので、その分、菌が増殖しにくくなります。

(私もファブリーズ対策だけで点状角質融解症がすぐ改善しました)

 

 

ただし、水虫の場合はちょっと別

水虫の原因である真菌(白癬菌)にはファブリーズなどのスプレー剤の除菌効果は効きません。

なぜなら除菌効果の元が「第四級塩化アンモニウム」で、それは真菌には効果がないから。

 

でも、水虫の原因である真菌(白癬菌)は乾燥に弱いので、

毎日履く靴をローテーションさせて、しっかり乾燥させてから履くようにすればOK

 

いずれにしてもスプレー剤を使う、乾燥させる、なので自宅で簡単に出来るのが利点です。

 

 

 

私も以前、点状角質融解症になった足裏を見たとき、死ぬかと思うくらいビビりました。

だって皮膚がクレーター状態になるなんて見たことも聞いたこともないですもん。

 

悪い病気だったら困るなぁと思いつつも、なんとなく水虫っぽくて恥ずかしいし、

臭い足を人様に見せるのははばかられると思って病院にも行きたくないって思っちゃうんですよね。

 

幸い、ファブリーズ対策だけで点状角質融解症がすぐ改善したので良かったのですが、

その後は靴の乾燥と除菌はこまめにするようにして再発しないよう注意しています。

(現時点では一度も再発していません)

 

このブログにきてくださった皆様も、簡単にできる対策で足裏の健康を守っていただければうれしいです。

 

 

 

※お読みいただきありがとうございました。

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